フィギュアスケートが好きではない。嫌いというわけでもないけど。
テレビのニュースなどで、やたらとフィギュアスケートを取り上げる理由がよくわからない。もっと他に面白いスポーツがあるんじゃないかと思ってしまう。
なぜ僕はフィギュアスケートをそんなに好きではないのだろうか? なぜフィギュアスケートを見て素直に感動することができないのか?
よくよく考えてみた結果、それは僕が「フィギュアスケートは金持ちがやるスポーツだ」と思い込んでいるからに違いない、という結論に達した。
金持ちが、自分の子どもに英才教育を施さなければ、トップ選手になれない。そんなスポーツ見たくねぇよ、と。
そんなことを言うと、全国の羽生結弦ファンに袋叩きにされた上、全国の織田信成ファンに焼き討ちに会うかもしれない。
いや、わかってる。わかってるよ。自分の言ってることが偏見に違いないってことは。
でも、だからこそ、自分がいったいどのような偏見を持っているかを、一度ここでキチンと形にしておきたいと思う。そうすれば偏見が無くなるかもしれないし。このブログは、そういうブログにしたいと思っている
というわけで話を続ける。
だってさ。スケートだよ? 氷の上で滑るんだよ? リンクを冷やすだけでどんだけ電気代かかるんだよ。そんで練習場ってレンタルするんでしょ? 絶対金かかるじゃん。
そもそも普通の子どもが、「フィギュアスケートやりたい!」って思うのか? いや、最近は思うのかもしれないな。浅田真央とかの影響で。
でも大抵は親が子どもにやらせる、福原愛方式でしょ? 関係ないけど、昔は福原愛(当初は小学生になるかならないかくらいだったと記憶している)が泣きベソかきながら練習するところをテレビで延々流してたんだから、どうかしてたよね。平成生まれは知らないかもだけど。
トップクラスのフィギュアスケーターが、才能を持っていることや、努力を重ねてきたことはわかる。彼ら彼女らの演技が素晴らしいものだということもなんとなくわかる。素人の僕が見ても、上手だなーって思うし。
でもなんていうか、全体的に「貴族の遊び」を見せられてる感じが強くて、感情移入できないんだよね。あるいは「貴族のスポーツ」と言い換えてもいいんだけど。
で、こんなことを書くからには、一応ちゃんと調べましたよ。フィギュアスケートが「貴族のスポーツ」かどうかを。ちょっとググっただけだけど。
結論から言うと、裕福でない家庭に生まれながら、フィギュアスケートのトップ選手になった人はいるみたいです。
代表的な例が伊藤みどり。フィギュアスケートというスポーツの歴史に革新をもたらすほどの選手だったそうだが、母子家庭で育ったという。そういえば前にテレビでマツコデラックスがそんな話をしていたきがする。
また高橋大輔も「決して裕福とは言い難い家柄ながらも家族一丸となって支え(Wikipediaより)」られてきたという。
ということで、全てのフィギュアスケート選手が裕福な家庭出身というわけではないらしいことはわかった。
ただ、いずれの場合も、若い頃にその才能と実力をコーチ等に見込まれて、その多大な支援を受けてきたことも確からしい。
結局のところ、フィギュアをやるのにお金がかかるのは間違いないようだ。
そんなことを言ったら、今時プロになるのにお金がかからないスポーツなんて、どこにもないのかもしれない。伝統のあるスポーツであればあるほど。
「つーかお金がかかって何が悪いわけ? 素晴らしい演技が見られればそれでいいじゃん。僻み? 僻みなの? 」という心の声がどこから聞こえる。確かにその通りだと思う。
でもせめて、「フィギュア、あんま好きじゃないんだよね」と言う自由くらいは認めてほしい。楽しんでる人の邪魔はしないから。