ここ2週間ほど、首がパンパンにこっていた。パソコンやスマホの使いすぎが原因だと思っていたが、叩いても揉んでも治る気配がなかった。
姿勢が悪いのも良くないのではないか、と思い、昔読んだ健康本やネット記事を思い出しながらいろいろ試したがやはりダメだった。
が、姿勢についてあることを意識するようにしたら、格段に首こりが改善された。
そのひとつが「骨盤を立てる」ということ。
ソファーにダラッと寝た姿勢が「骨盤が寝た」状態。逆にいい立ち姿勢を取ろうと腰を反りすぎてお尻が出てしまったような状態が「反り腰」の状態。
「骨盤が寝た」状態と「反り腰」の中間、ちょうど良く自然な骨盤のポジション。これが「骨盤が立った状態」。
そしてもうひとつ意識したことが、「肩を落とす」ということ。
スマホやパソコンばかりやっていると、猫背になり、肩甲骨が離れてしまう。
それと同時に、肩が上がった状態、いわゆる「怒り肩」になる。
骨盤が立って背骨が自然なカーブを描いた状態だと、「怒り肩」傾向が改善される。
そこでさらに肩の力を抜き、自然に肩を落とす。ただしムリに力んで肩を下げたりしてはいけない。
「骨盤を立てる」「肩を落とす」この二つを意識すると、首の力みが自然に取れ、だんだんと首こりが無くなっていった。
実は以上の身体操作は、ごく個人的に座禅の勉強をしていた時に学んだものだった。
例のスティーブ・ジョブズとかのアレで一時期座禅が流行った時に、本を読んだりして自分でやってみたのだ。
結局座禅はすぐに飽きてしまったが、それがこんな形で活きるとは思わなかった。
っていうか座禅をやっていた当時も「この姿勢だとコリがラクになるなぁ」と感じていたような記憶がある。あまりにも記憶力がパー。
というわけで、首こりに悩んでいる人は「座禅の姿勢」を意識してみるといいかもしれない。
ただしこれは自分と同じような姿勢の歪みによる首こりの人にしか効果は無いかもしれない。