安保法案が通ったね。で、それについてなにか言いたいのかというと、全然言いたくない。だってわかんないし。
だって国家間のパワーバランスなんて、一個人である僕にわかるわけないじゃん。当たり前じゃん。
結局のところ、「本当のところ」が国民一人ひとりに知らされることはなく、どこの誰かもわからない偉い人が、国家のことを決めていってしまうんだな、という、今までどおりの印象しかない。
ただ残念だったのは、今回の件でいろんな場所に罵倒・誹謗・中傷の言葉が飛び交ったということで、有名な人だけでなく、自分の知り合いまでもが、Twitter上などで誰かを腐すようなことを言っていた。
「○○死ね」だとか、あるいは「抗議活動している学生は出会い目当てだ」みたいな、どうしようもなくガッカリしてしまうような意見が、ネット上を飛び交う。そんなことのためにTwitterやFacebookが使われている。
今話し合うべきことは、そんなことじゃないだろう。みんな、もうちょっと冷静になったらどうか。
みたいなことを言っても、誰も聞いてくれなさそうな空気が、今の社会には漂っている。そんな気がする。
どっち側の意見に賛成で、どっち側の意見に反対なのかをハッキリさせないと、ものも言えない。震災以降、そういう流れが強まっている気がする。
それは、戦後60年ほど、「政治」や「思想信条」が軽んじられてきたことに対する、一種のカウンター、日本語で言えば反動、なのかもしれない。
でもそれが行き過ぎて、敵対する相手を攻撃して楽しむゲームみたいになっていやしないか。
「世論を二分すること」そのものが、目的になっていやしないか。
誰にとっての目的なのか? それはよくわからないけど。
みたいなことを考えながら今日はMGSV:TPPをやりました。DD可愛いよDD。