格闘ゲームで勝ちたいなら、画面を見ることのに集中すべきだ。
それは絶対的に正しい。100%の真理だ。
でも正しさには落とし穴がある。
正しさを求めることや、100%を求めることが、常に正しい態度だとは限らない。
「正しい行動を常に求める」という態度が、時に間違いを引き起こすケースは、いろいろな説話、物語、ことわざ、あるいは神話なんかを引っ張ってくればいくらでも見つかるだろう。
正しさを求めすぎて周りが見えなくなる。他の選択肢が選べなくなってしまう。それが怖い。
格闘ゲームにはどんな戦い方があっても良い。人間にどんな生き方があっても良いのと同じように。
視野は広く持つべきだ。だからたまには正しくないやり方をするのも間違いではない。画面を見ずに荒らしプレイ。必要のない起き攻め昇竜で「わからせる」。
例えばそれが対戦相手のプレイを許す心のゆとりを生んで、遠回しに勝ちを引き寄せてくれるかもしれない。
そんなことを考えながら、今日もク○キャラのしょーもない二択にブチギレたりしている。そんな対戦の日々。